KANSAI UNIVERSITY

INTERVIEW | 私は、こんな人。 /18

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中高生時代から憧れた
DJになるという夢を現実に。

 2014年9月から、関西圏で圧倒的な人気を誇るラジオ局FM802の深夜番組「LNEM」(エルネム)でDJを務めている樋口大喜さん。 
 ラジオDJに憧れたきっかけは、中学3年生の頃、中島ヒロトさんのラジオ番組で電話相談をした際の体験だったという。
「当時、水泳をやっていて背が低いことに悩んでいたので、ヒロトさんに相談したんです。その時ただ一言、“牛乳飲めよ!”と言われ、それが面白くて悩みが吹っ切れました。僕もヒロトさんのように、さりげなく相手に元気を与えられる人になりたいと思ったのです」
 その後、関西大学法学部に入学し、放送研究会に所属。さらに地域を盛り上げる活動や「ミスター&ミスキャンパス関大」のイベント等を運営するサークルを立ち上げ、司会を担当。テレビの制作会社からスカウトされ、地方のテレビ番組のMCも務めた。
 就職活動は、ラジオDJとアナウンサーに職種を絞り、全国各地の採用試験を受けた。狭き門のため最終面接まで進んでもなかなか内定を貰えず、交通費がかさみ、ヒッチハイクで移動していたという。
「ある採用試験で仙台に行った帰りに、台風の中で3時間待ち、ようやくバンドワゴンに乗せて貰いました。僕自身も音楽が好きでバンドを組み、ギターボーカルをやっていたので意気投合したんです。バンドマンと音楽や夢について話しているうちに、やっぱりDJの夢を諦めたくないという想いが強くなりました。その時、就職留年を決意しました」
 二年目の就職活動では業種を絞らずに一般企業の試験も受け、大手企業3社から内定を獲得した。それでも夢にこだわり、念願のFM802のDJオーディションに二度目のチャレンジで合格を果たしたのだった。
「FM802の一次面接では、20人ほどの面接官が立会うのですが、質問を一切してもらえず、ひたすら自己PRをしないといけません。“独り漫談”状態です。自分ではヒッチハイクをしたこと以外は、変わっていないつもりでしたが、度胸とコミュニケーション力がつき、多くの内定を頂けたのかもしれません」

ラジオの魅力を広めながら、
自分のカラーを模索中。

「ラジオの魅力は、リアルタイムで双方向のコミュニケーションを図れること。インターネットやSNSでリクエストやメッセージを受け付けて、すぐに答えることができます。逆に、音声だけのメディアなので、僕が発信した言葉が電波に乗った瞬間に、まるで違う意味になることもあります。一方通行にならないように、自分の中だけで完結しないように、心がけています」
 元気で明るく、向上心があり行動的。それが樋口さんから受ける印象だが、自分自身ではまったくその意識はないと語る。
「人にも自分にも負けたくないという想いが強く、劣等感があり常にもがいている感じです。結果を出すために、人と違うことをしないといけない。映画、音楽、スポーツ、体力など、何でもいいから、自分だけのNo.1を見つけることが自信となる。DJとして自分の軸が何なのか、僕はまだブラッシュアップ中です」
 音楽ライブや映画館に積極的に足を運び、新聞記事を切り抜いてスクラップするなど、学生時代からアイデアのスパイスを増やすよう務めてきたという。取材中も常に周囲に気を配り、人の話に熱心に耳を傾け、自分の進む道について真摯な姿勢で語る樋口さん。テレビ、インターネットなど様々なメディアが発達する中でも、彼が中高時代にラジオから受けた影響は大きく、エンターテインメントの原点はあくまでもラジオだという。
「部活を終え、疲れて帰ってきてラジオをつける。そこからいつも聴こえてくるのが僕の声だと嬉しい。目指すのは声を聴いただけで元気になれるDJ。キッズたちのアニキ的な存在になることが最終目標です」

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