KANSAI UNIVERSITY

TOPICS |2016年12月09日

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商品アイデア開発プロジェクト 活動報告

関西大学×ノーベル製菓の学びで新たな社会的価値を創出!
分野を越えて生み出す、それが関西大学らしさ。

 「食べたいけど、食べられない」「もっと食を楽しみたい」… そんな食への要望を解決したいという思いから、関西大学が培ってきた技術シーズと学生のアイデア、企業のノウハウを融合させて新食品を生み出していくプロジェクトが始まりました。その取り組みの一つがノーベル製菓との産学連携コラボレーションです。化学生命工学部の河原秀久教授の研究をベースに、ノーベル製菓開発チームと新商品の開発に着手。関西大学学生から商品のアイデアを募る学内インターンシップを実施しました。

理工系学生が技術シーズを、商学部生がマーケティング戦略を担当する混合チームを結成。5グループ29人が新商品アイデアコンテストに参加し、それぞれがさまざまなアイデアを出し合いました。この取り組みは※イノベーション対話プログラム「AjiCon(アジコン)」の一環でもあります。


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※イノベーション対話プログラム「AjiCon(アジコン)」とは
関西大学の技術を用いた高機能食品の商品化を目指す「AjiCon」。
理工系学部発の技術シーズを基に、商学部がマーケティング戦略を考え、食品関連の新商品を開発。
企業関係者や研究者・消費者との対話を通じて、事業化に向けた
アイデアを創出する文理融合のプログラムです。

 


「2016年 商品アイデア開発プロジェクトSupported by ノーベル製菓」活動報告

オリエンテーション(7月21日)
■活動方針・マーケティングの考え方の説明(関西大学 河原秀久教授・荒木孝治教授)
■テーマ課題の説明(ノーベル製菓株式会社)
参加する学生に対して、対象市場の説明や、製品開発の考え方などのオリエンテーションを実施しました。

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中間報告会(9月6日)
■進捗状況の共有と質疑応答
各グループごとに現状報告を行い、グミ等を作る際の成分の配合率や方法等について、ノーベル製菓開発チームの方と、さまざまな質問のやり取りを行いました。また、ノーベル製菓から、企業オリジナルの原料なども提供してもらいました。

 

最終プレゼンテーション&審査・結果発表(9月20日)
■新商品アイデアプレゼンテーション
各チームが調査データに基づいた提案を行い、商品開発からマーケティング戦略までの考えを発表しました。その後、試作品を審査員が試食し、統一の審査方法に基づき採点しました。
 審査方法:「商品アイデア総合評価」「マーケティングアイデア評価」「商品属性評価」「プレゼンテーション評価」で審査。それぞれ20点満点で採点し、総合得点の最も高いチームに最優秀賞を授与。
 審査協力:有限責任監査法人トーマツ・ノーベル製菓株式会社・株式会社大広・関西大学

■最優秀グループの発表・表彰
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最優秀賞:「おに具み」
(グミにシャケや明太子を入れ込んだ、おにぎりの具になる新発想グミ)
【特徴】
①キャンディのような包み紙で包装されているので、グミ同士がくっつかず取り出しやすい。
②バラバラになりやすいおにぎりの具がサッと入れられ、時短になる。
③手が汚れにくい。
④おつまみとしても楽しめる。

文系と理系のコラボによる新発想で、学生ならではの斬新なグミが誕生しました!
今後は実際にこのプロジェクトから商品化できることをめざし、さらなる開発・改良に取り組んでいきます。

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■「ひとり50個のアイデアを持ち寄り、新しい発想をカタチに」
関西大学 理工学研究科 天然素材工学研究室 田川絵理さん
チームでアイデアを持ち寄り、何度も話し合いました。そんな中、あるメンバーの話がきっかけとなり、母親がおにぎりに具を詰めている姿がたいへんそうで、それを解決できないかと提案したのです。
そこから生まれたのが、おにぎりの具になるグミ「おに具み」でした。「面倒なおにぎりの具入れ」という課題を解決させるこのアイデア、マーケティングや商品開発、プレゼンテーション術など、学部を越えた学びを持ち寄ることで、発表することができました。


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関西大学 化学生命工学部 河原 秀久 教授
世界で初めて天然由来成分の不凍タンパク質と接着タンパク質の抽出・実用化に成功。
氷点下で氷結晶に結合し、成長を妨げる不凍タンパク質の実用化により、解凍しても作りたての食感や風味が楽しめる冷凍食品が商品化されています。また、接着タンパク質は、少量で食品の硬さや粘着性のコントロールが可能。小麦などの代わりにも使用できます。他にもさまざまな技術を開発し、生鮮野菜や果実の保存技術の向上や、飛行機やインフラ等の着氷制御など、多分野での革新的な実用化を進めています。2015年、2016年 文部科学大臣表彰科学技術賞受賞。

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